不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

ギャップ萌え

ギャップ萌えとは、あるキャラクターや人物が持っているある要素と別の要素とのギャップ(間隔、ずれ)が生みだす時に生じる萌えである。(意外性萌え)。

大別を行なうと
「外見と内面、印象と実態のギャップ」
「時間・場所・状況による変化」
「類型からの逸脱・ミスマッチ」

ピクシブ百科事典参照

 

とのことです。

アニメが好きで、よく見るのですが、「ギャップ萌えアニメが好きです。

定義からは、それるかもしれませんが、僕が勝手にそう呼んでいます。

 

ギャップ萌えアニメとは、

ビジュアルとストーリーのアンバランス作品の事です。

 

例を挙げると、

がっこうぐらし!

魔性少女まどか☆マギカ

ひぐらしのなく頃に

などです。

 

三作品の共通点は、キャラクターのビジュアルが可愛らしく描かれているが、ストーリーがエグイ(グロイ)というものです。

そして、序盤は、他愛のない日常を描いており、明るい楽しいを全面に出しています。

そこから、物語は急転直下します。そのふり幅があるからこそ、心が揺さぶられます。

仲の良かった友人同士で殺し合ったり、敵(ゾンビや魔女)に襲われたりします。

 

これらの作品は、見返し必須です。

序盤で気がつかなかった出来事や演出を、スートーリーを把握した後だからこそ発見できることがあります。

そして、考えさせられます。

あのセリフの意味、あの行動の意味、あの演出の意味。

ある意味、二度目の方が、心をギュッと掴まれる事があるかもしれません。

登場人物に感情移入していくので、幸福な末路を期待するのですが、だいたいが裏切られます。

登場人物の救済というよりも、自分(視聴者)自身が救済を求めているのでしょう。

もうこれ以上、彼や彼女が傷つく姿を見たくない。

と、言った具合でしょうね。

ある種の麻薬的要素も孕んでいるように思えます。

これ以上、辛い描写を見たくない!と、思っていても、止める事が出来ません。

停止ボタンを押すだけなのですが、続きが気になって仕方がないのです。

 

当然ですが、辛い経験をした登場人物ですから、手を上げて万歳のハッピーエンドにはなりません。

しかし、苦難を乗り越えて、明日へ一歩を踏み出す姿に、胸が熱くなります。

 

今朝、がっこうぐらし!のアニメを見終わったのですが、放送されていたのは、数年前です。原作は、まだ漫画で連載されているようです。

まだまだ、知らない見た事ないという名作は、隠れています。

アニメは基本、Amazonプライムで見るので、時差ができます。

僕の病気が発症しそうで、困っています。

アニメを見て、気に入ったら、原作を大人買いしたい衝動にかられるのです。

よく大人買いをします。

大人の底力を発揮する時です。

 

一話目を見た時は、可愛らしい女の子の日常を描いたアニメだと思って、見るのを止めようかと思いました。

一話の前半には、不穏な様子がまるでなかったのですが、終盤になるにつれ、奇妙なヅレと言うか、違和感を覚えていきます。

演出にまんまと、はまりました。

オープニング曲も、明るい楽しい感じでしたしね。

ストーリーが進むにつれ、伏線が回収されていきます。

楽しい学園生活が、ホラーになっていきます。

 

ネタバレするのもアレなんで、気になる方は是非!