仕事の選び方

仕事の選び方は、人それぞれです。

業務内容が好き。または、興味があった。

スキルや経験を生かせる。

給料が良い。

休日が多い。

福利厚生が、しっかりしている。

有名企業。

などなど、色々あると思います。

僕の場合は、「社長が好きだから」という理由で入社しました。

上記した理由は、どれも当てはまらないので、自分で書いていて驚きました。

社長は、元々は、友達です。

今では、先輩たちが辞めてしまい、社長と二人だけになってしまいました。

そして、正確には、会社ではありません。

法人化していないので、個人事業主である社長に雇われている状態です。

だから、社会保険には加入していません。

国民年金と健康保険料と住民税は、自分で支払っています。

給料も安いし、休みも少ない。現場作業なので、肉体労働。

作業内容は、嫌い。

では、なぜ続けているのか？

大切にしてもらっているからです。

理不尽なことは、一切言われない。

自分（社長）がやりたくない事を押し付けたりしない。

守ってくれる。

そのことによって、精神的な負担は一切ないのです。

肉体的には、しんどいですが。

この業界（清掃業）は、祝日は関係ないのですが、明日は休みになりました。

仕事は、いくらでもあるのですが、「ロクな仕事がない」という理由で、休みをくれました。

新築現場の清掃には、雑作業というものがあります。

まさに、雑用です。

手足がついていれば、誰でも良いという作業です。

実際、現場監督にそう言われます。

その雑仕事は、社長がやりたくないから、僕にやらせる事は、ほぼありません。

現場作業員は、日給月給で働いている人が多いのですが、ウチは固定給です。

だから、どれほど休んでも給料は、変わりません。

ある意味、不労所得です。

ちなみに、残業代は出ません。

残業代を出さないから、残業するな

という、スタイルです。

自分で段取りをしっかり組んで、打ち合わせして、残業しなくて済むようにしなさい。

という事です。

記憶が確かなら、昨年は、残業時間０でした。

社用車で直行直帰なので、マイカーは処分しました。

なので、車にかかる費用も０です。

ミスしても正直に話して、謝罪すれば、一切怒られません。

そして、尻を拭いてくれます。

嘘ついたり、誤魔化したり、騙したりすると、怒る人だからです。

横柄な態度を取る人間がお互い嫌いです。

結果を出して、利益さえ上げれば、問題なしです。

仕事の連絡は、ラインで来るのですが、返事をしません。

既読になったら、「了解です」という事にして下さい。

と言って、それがまかり通りました。

いちいち、連絡するの面倒ですからね。

作業終了の時も、ラインに「終了です」と送るだけです。

僕のプライベートの予定を最優先にしてくれます。

あ、ちなみに、これらが通るのは、僕が日々真面目に働いて、結果を出しているからです。

結果というのは、クレームなく、利益をあげて現場を終わらせるという事です。

良いか悪いかは、分かりませんが、現場作業員は、人間としても社会人としても、レベルが非常に低いと思います。

ルールを平気でやぶったり（ベテラン程、意味の分からない自分ルールがあります）、自分の事しか考えてなかったりします。

だから、普通に仕事をしていると、仕事ができる部類に入り、重宝されます。

当たり前の事を当たり前のようにやる。

言われた事をやる。時間を守る。報連相をきっちりする。

それだけです。

唯一ストレスなのが、僕は職長で現場に入るので、外注さんのご機嫌を取る事くらいです。それは、たいした事ではないのですが、最も面倒なのが、舐められたらダメという事です。

ご機嫌を取りながら、舐められない。その匙加減が、難しいです。

仕事が辛くなる理由の大半は、人間関係だと思います。

皆さんの職場は、いかがでしょうか？

ぶっちゃけ、会社って「勤めてみないと分からない」です。

ある意味、博打です。

どれほど、給料や待遇面が良くても、メンタルを拗らせたら、終わりです。

実際、僕の高校時代からの友人が、役所で勤める事になって、「将来安泰で羨ましい」とか、話していた数年後、鬱になって退職しました。

世間がいう「良い会社」ではなく、自分に合った会社に出会いたいものですね。

そして、会わないと判断したら、壊れる前に逃げましょう。

逃げるが勝ちです。逃げる価値ありです。

逃げた先には、素晴らしい景色が待っているはずです。

自分の心を保てる環境で働くのが、一番です。