愚痴はエンタメ
愚痴ばかりをこぼす人には、関わらない方が、身の為です。
なぜなら、ネガティブな感情には、引っ張られやすいから。
と、いうような事を良く聞きます。
一緒になって愚痴を言っていても、現状は何も変わらないし、自分の気持ちさえも落ちてしまうからなのでしょう。
本日の仕事では、同じ年の人が職長を務める現場の応援に入りました。
その人と、一日中一緒に仕事をしていたのですが、一日中会社の愚痴を聞かされました。
話を聞く限り、完全なブラック企業です。
真っ黒クロスケです。
まあ、以前から、知っていたし、何度も聞かされています。
しかし、僕は、特に不快な気持ちには、なりませんでした。
むしろ、楽しかったくらいです。
僕の返答の8割くらいが、「辞めなよ」でしたけど。
彼の愚痴も良くある話でした。
・責任を押し付けられる。
・現場の事を一切理解していないのに、怒られる。
(何も知らないくせに、何でできないんだと言われる)
・表面的(金勘定)な部分だけ見て、文句を言われる。
・人員確保ができないから、彼は一人で残業を頑張っているが、労いの言葉がない。
・上から横柄にものを言われる。
(お前!と、言われてムカついたそうです)
まあ、ザックリこんな感じです。
簡単に言うと、時代遅れの老害ですね。
辞めれば良いやん!!
何で、しがみついとんの??
一日中、この言葉を脳内で回していました。
どっちもどっちのような気がして、だんだん面白くなってきました。
現場を見渡せば、年寄りが多いです。
もし、この業種で生きて行きたいのならば、アラフォーなんかまだまだ若手で、引く手あまたです。
どこも、人材不足なのですからね。
どうして、文句をいいながら、その場にい続けるのか、理解に苦しみました。
「生まれた場所で咲きなさい」? でしたっけ??
数年前に、そんな書籍が流行った気がします。
いったい、いつの情報だ??
時代錯誤同士で、罵り合っている絵が、実に滑稽でした。
老害は、迫害される。情弱は、搾取される。
きっと、そんな時代なのだと思います。
周りから見て、馬鹿だと思われる事は、別に問題ではないです。
自分が、良ければ、それで良いと思います。
もしかしたら、根本で辞められない事情があるのかもしれません。
新しい世界に飛び出すのは、面倒ですし、なにより勇気がいりますからね。
簡単に「辞めろ!」と言う風潮も、あまり好きではありませんけど、本当に自分の人生について考えているのか、疑問が残ります。
そして、他人の愚痴もエンタメとして、一種のショーとして、受け止めれば楽しいと分かりました。
少しだけ、彼の事を下に見ていたのかもしれません。
愚痴や悪口って、甘い誘惑ですね。
きっと、それらを頻繁に漏らしている人は、エンタメとして、ストレス発散として、使用しているのだと思いました。
ならば、こちらも受けて立つまでです。
引っ張られず、自分の意思を持って、適当に接していれば、何も問題ありません。
負の感情を受け入れてしまうから、ダメになってしまうと思います。
人の愚痴見て、我が愚痴直せ。
基本的には、僕は愚痴を零さないように心がけています。
同類になる気はないし、愚痴なんかで他人を楽しませてあげる義理もないですしね。
愚痴は、用法容量を守り、適切に処理して下さい。