不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

キャッシュレス決済の弊害

キャッシュレス消費者還元事業として、今年の6月末まで、最大5%が対象店舗で還元されます。

コンビニでは、還元されますが、書店では還元されませんでした。

本日、仕事帰りに、漫画を6冊、約3千円分購入しましたが、残念でした。

 

消費税が8%の商品が、対象なのかもしれません。

この軽減税率も「生きていく為に必要な物」が対象なのでしょう。

「漫画は贅沢品だ!生きていく為には、必要ない!」

そう言われている気がして、少々眉をひそめました。

漫画に命を救われている人は、必ずいるはずですけどね。

 

脱線してしまいましたが、今年の6月までは、キャッシュレスで決済した方がお得です。

使えるものは、何でも使った方が良いです。

 

そして、本題なのですが、キャッシュレス決済での、弊害です。

一般的には、金銭感覚が麻痺するとか、あるかもしれません。

お金を払うという行為に対しての、罪悪感や危機感、ひょっとしたら満足感もなくなってしまうかもしれません。

 

僕の個人的な弊害は、「趣味が1つ無くなった」という事です。

その趣味とは、「500円玉貯金です」

僕は、ここ10年くらい、500円玉貯金をしています。

溜め続けているのではなく、一年スパンで行っています。

12月に、貯金箱(百均のアルミ製)をご開帳し、銀行に持っていきます。

 

だいたい、12万前後ですかね?

だから、月1万円くらいの貯金です。

多い年は、17万前後になっていました。

僕の中での年末の風物詩でした。

 

開封する時のワクワク感!

コツコツ五百円玉を貯金箱に入れていき、重さを確認していました。

日に日に、重くなっていく貯金箱に、愛着が湧いていました。

 

この500円玉貯金のルールは、たった2つです。

500円玉を作る。

500円玉を使わない。

それだけです。

 

その考え方が、染み付いている為、500円玉を使った時の罪悪感が、ハンパないです。

 

キャッシュレスでの決済をするようになって、500円玉が生まれなくなりました。

罪悪感も無くなりましたが。

そして、キャッシュレス決済をするようになって、月1万円も得をしているのか?

 

問題は、500円玉という分かりやすく、目に見える化がなくなった事です。

充実感、達成感、そして、趣味1つ消滅した事が、悲しいのです。

 

じゃあ、キャッシュレス辞めたら良いじゃん?

でも、乗っかれるものには、乗っかりたいのです。

ジレンマに苛まれています。

苦渋の選択をし、得られるものを放棄し、受けられる恩恵を頂きたいと決断しました。

別に金銭的に、損をしている訳ではありませんからね。

現金な性格な、現金を捨てた僕です。

 

 

 

ちなみに、昨年の貯金箱は、開放していません。

パンパンにお腹いっぱいになった相棒を、見守る事にします。

 

現金派って、時代遅れ的なイメージがあるように感じます。

しかし、キャッシュレスにより、失われるものもあるように思いました。

 

ああ、でも、クレカを使うと、ポイント貯まるし、やっぱり得かなあ?

 

皆さんは、

得したいですか?

損をしたくないですか?

 

お金と感情の天秤って、どちらに傾くのでしょうね?

僕が感じる弊害は、感情です。

金銭的には、損をしている訳では、ないですからね。

 

ちなみに、キャッシュレス決済を勧めている訳ではないです。

やはり、この世界は、等価交換です。

得るものがあれば、失うものもある。

 

選択権は、皆さんの手の中に。