不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

恋愛作品

小説、漫画、アニメ、映画など様々な作品で、「恋愛」というジャンルは、沢山あります。

皆さんは、恋愛作品を見ますか?

僕は、あまり見ません。

 

「恋愛要素」がある作品は、好きなのですが、恋愛を目的とした作品は、敬遠しがちです。

掛け算作品が好きですね。

例えば、

有川ひろさんの「図書館戦争」は、架空の自衛隊(図書隊)が、本を検閲から守る組織の「戦争×恋愛」

漫画の「ちはやふる」は、「競技かるた×恋愛」

などなどです。

 

「恋愛作品」は、人気作も多いのは、知っています。

最近(と言っても、結構前)では、漫画のドラマ化である「逃げ恥」こと

「逃げるは恥だが、役に立つ」とか、

昔の作品でしたら、「世界の中心で愛を叫ぶ」とか、「1リットルの涙」とか、ありましたね。

良い悪いは関係なく、恋愛は多くの人が経験するから、共感が得られやすいのでしょうか?

しかしながら、僕がテレビドラマを頻繁に見ていた時でさえ、恋愛ドラマの代名詞であった月9から、恋愛がなくなっていた記憶があります。

 

需要があるのでしょうか?ないのでしょうか?

 

年を取れば取るほど、甘い恋愛作品を見ると、

「片腹痛いわ!」

と、叫びたくなる気持ちも分かります。

 

マチュアながらに、創作者としては、恋愛作品もしくは、恋愛要素を作品に入れるのは、単純に「喜怒哀楽が表現し易い」という要素があると、思います。

 

好きな人が、死んだり、病気になったり、など分かり易く感動します。

「はあ、またかよ」と、溜息を吐きながらも、涙を流したりします。

一種の予定調和と言いますか、心のどこかで「お決まりパターン」を求めているのかもしれません。

もしくは、自ら泣きに行っている。

涙を流す行為には、デトックス効果やストレス発散効果があるようですしね。

 

余談ですが、

「涙を流せるのは、人間だけなんだから、我慢しなくてもいいんだよ」

という、台詞を聞いた事がありますが、首を傾げました。

「涙を我慢する行為こそ、人間だけができる事ではないのか?」

まあ、それはそれとして。

 

その点、「逃げ恥」は凄いですね。

誰も死なずに、面白かったです。

あの作品は、「ラブコメ」になるのでしょうか?

「恋愛×コメディ」ですね。

ちなみに、ラブコメでいうと、「俺物語」も面白かったですね。

 

色々思い返すと、子供の頃は、少女漫画をよく読んでいました。

母親と妹の影響ですね。

姫ちゃんのリボン」とか、好きでしたね。懐かしい。

 

僕が一番好きなアニメは、「あの花」です。

「あの日見た花の名前を、僕達はまだ知らない」

あまりにもはまり過ぎて、作品の舞台となった、埼玉県秩父市まで、聖地巡礼に行った程です。一人で・・・。

 

そう考えると、あの作品もガッツリ「恋愛作品」ですね。

あ! 恋愛作品好きだ!笑。

 

「恋愛」と考えると、男女の恋というイメージですが、「愛情」という事ならば、もっと間口が広がりますね。

親子、兄弟、友達、と相手を想う気持ちが、愛情ですからね。

そう考えると、全ての作品が、「愛情」を表現している気がします。

作品とは、人間を表現しているものが、大半です。もしくは、「心が存在する何か」とか。

 

つまり、人間や人生とは、愛情でできていて、その行動原理で、感動するのだと思いますし、愛情の欠如で不快に感じたりするのではないでしょうか?

この世は、愛でできている!!

とか、言うと、正直うすら寒いですけど・・・。

「好き好き好き好き好き好き! 愛してる!」

と、一休さんばりに、連呼している愛情ではなく、

倒れている人に手を差し伸べる愛情くらいが、丁度よい塩梅かと。

 

恋愛作品で学ぶべき教訓は、ハッピーな出来事ではなく、アンハッピーな出来事から、得られるような気がします。

大切な人が傍にいる事は、当たり前ではない。

 

そして、恋愛に関して言えば、長年同じ人といると、そういった感情がどうしても薄れてしまいます。それは、仕方がないことです。

パートナーがいる人は、燃え上がるような恋愛は、作品の中だけに留めておきましょう!

恋愛作品で、ドキドキして下さい!

現実世界で経験すると、えらいこっちゃですよー!

色々、メンドクサイですよー!

パートナーとできるのが、一番美しく、最高だと思います。

できるかなあ?