不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

500円を面倒臭がる者は・・・

一円を笑う者は、一円に泣くと言います。

実際は、一円が足りなくて困るという場面は少ないと思います。ようするに、「一円でもお金なんだから、大切にしなさい」という意味なんでしょうね。その一円の積み重ねで、いつか痛い目に合いますよ。みたいな教訓なんだと思います。塵も積もれば、なんとやらです。

来週末に従妹の結婚式があるので、紳士服に行ってシャツとネクタイを購入しに行きました。Google先生のナビで検索すると、近所に洋服の青山があったので、向かいました。

僕は、スーツを着る仕事をしていないので、紳士服に行くことは、ほとんどありません。一応、スーツと礼服を一着ずつ持っています。まあ、結構サイズ感が危ういんですが。ギリギリ、スーツはイケると判断しました。白いシャツは流石に黄ばんでいたので、無理です。

店に到着し、近寄ってきた店員さんに、サイズ感の事を質問しました。首回りと腕の長さを測ってもらい、サイズを教えてもらいました。僕はゴツイので、サイズが少なかったです。

選択肢が少ないほど、選ぶのが簡単で良いです。選んだのは、嫁ですが。僕はあまり興味がありません。

シャツとネクタイを店員さんに渡すと、ベルトも購入すると1万円になるというキャンペーンをやっているとの事なので、ベルトも購入。3500円×3で、1万500円。ベルトもない事を忘れていたので、丁度よかったです。

すると、会計時に、「アプリをダウンロードしてもらうと、500円引きになります」と言われたので、「まあ、ダウンロードをするだけなら」と思い、ダウンロードしました。アプリの画面を店員さんに見せると、「登録して下さい」と言われました。

「何? 登録だと?」これは、心の声です。画面を見ていると、結構登録項目が多かったです。名前や住所・・・他にも色々ありましたが、ちゃんと見ていませんでした。

結果。

「面倒臭いので、止めときます」と、丁重にお断りしました。

「他にも色々割引券が送られてきますよ」と、言われましたが、いやいや僕はスーツ着ないんですよ。誰かが結婚した時か、死んだ時くらいのものです。

結局、煩わしさに負けて、500円引きを放棄しました。

今思うと、たぶん真剣にデータを入力すれば、1分くらいで終わったのでしょうが・・・。兎にも角にも、面倒だったのです。

1分500円と考えれば、なかなか良いバイトです。

でも、僕には、それをこなす根気はありませんでした。

500円を面倒臭がった僕は、いつか500円に泣かされるのでしょうか?

Amazonプライムも確か、500円くらいでしたね。煙草なら、一箱くらいです。

うーん・・・お金の計算って難しいですね。

お金に対してシビアで、根気よく計算できる人が、しっかり未来を見据えて貯金ができるのでしょう。だから、僕はお金がないのでしょう。だいぶ、どんぶり勘定で生きています。

500円玉貯金が趣味の僕としては、なかなか考えさせられる出来事でした。