響 小説家になる方法
いよいよ、完結しました。最終13巻。
知らない人の為に、ざっくりあらすじを書きます。ちなみに、漫画です。
史上初!「直木賞&芥川賞」をW受賞した天才女子高校生「響」の高校三年間を描いた作品です。
人気作家、番組プロデューサー、編集者、漫画家、政治家など様々な大人が、「金の匂い」を嗅ぎつけて、近寄ってきます。その大人達を暴力で粉砕していきます。
響は、天才ゆえのアンバランスさや危うさで、自分のルールに従い、倒していきます。そして、倒された大人達は、響に魅了されます。
協調性がなく、空気を読めない(読む気がない)響は、授賞式であろうと、テレビ番組の収録中であろうと、乗り込んでいって、暴力を振るいます。電車を止めたり。
やっていることは、めちゃくちゃで、毎度ヒヤヒヤするのですが、後に爽快感に変わります。
響の価値観が正しいとは、正直思いませんが、自分に確固たる自信があり、曲げない精神は憧れます。共感はもてませんが、憧れは抱きます。
売られた喧嘩は、全て買う。
自分の仕事に対して手を抜く自称プロの大人を成敗する勧善懲悪要素もあり、スカッとします。
ザッとこんな感じです。あらすじというか、僕の主観になってしまいました。
何年か前にマンガ大賞を受賞していましたね。順位は忘れました。気になる方は、ググって下さい。そして、実写映画化もされていましたね。映画は、見ていませんが。
ストーリーは面白いですが、絵の方がちょっと残念です。
確か、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」という作品が、直木賞と本屋大賞のW受賞に輝いた時、W受賞つながりで、この二作品が本屋さんに並んでいました。漫画と小説が並んで販売されているのが珍しかったので、記憶に残っています。
ぶっちゃけ、この漫画を読んでも小説家になる方法は、分かりません。しかし、小説に対する想いや己の信念を貫くといった事を教えてくれる作品だと思います。
後、明らかに自分より強い存在に、立ち向かっていく姿勢は尊敬します。
小説執筆での思考力や想像力を駆使して、相手を丸め込み上手く操作するといったある意味頭脳戦ではなく、直接攻撃一点突破は、意外性があって楽しかったです。犯罪のオンパレードです。
彼女が大人になった姿も見てみたいと思いました。最後に少しだけ、描かれていますが、ネタバレになるので割愛します。お変わりなく。
日本中を巻き込んだ一大旋風を起こした天才少女のお話です。総理大臣が、低迷した支持率回復に利用するくらいですからね。おっと、ネタバレ注意。
読んだ事がない方は、是非に!全13巻です。
それにしても、作品のレビューを書いたのは、初めての経験なので、難しいですね。
小学生の読書感想文の方が、もっと上手のような気がします。
何事も経験&勉強ですね。