不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

言葉探し

小説や漫画、映画などの映像作品を見る事が好きです。

最近では、SNSやブログなども楽しんで活用していますが、その理由を考えていました。

自分以外の人が発信している事を楽しんでいるとも言います。

では、何が楽しいのかを考えた時に、やっと答えが見つかって、ストンと腑に落ちた気がしました。

理由は、単純明快で、

言葉探し

をしている事に気がつきました。

 

例えば、ビジネス書や自己啓発本などを読んだりしますが、本を閉じた瞬間に内容を忘れていて、実際に行動出来ていませんでした。

「きっと大事な事が書いてある」と頭で判断した内容を、紙に書いても結果は同じです。

書いただけでは、頭に入っていないからです。

 

しかし、胸に刺さった言葉は、ずっと頭に残っています。

心に残っていると表現した方が正しいのでしょう。

そして、その言葉が、僕の価値観になります。

 

無理に覚えようとしても無理なのですね。

だから、僕はずっと頭が悪いと思っていました。

今でも、思っていますけどね。

相変わらず、感情で生きているなと痛感しました。

 

理論立てて、物事を考える事が、極端に下手くそです。

だから、人に説明する時も、「なんか良い感じ」とか「なんとなく、面白い」という表現になって、身になっていないのです。

感情を言語化する

方法は、簡単で、道筋を立てるという事です。

深堀りする。とも言いますね。

「サクセス」よりも「プロセス」を重視するって事ですね。

 

ブログやツイッターなどを拝見し、「言葉の達人」が多いと感じています。

心に響く言葉を沢山受け取っています。

では、次に何をするべきなのか?

 

道筋を立てる事だと思います。

何故、その言葉が刺さったのか。

という事を、言語化する必要があると思います。

 

言葉が刺さる理由は、自分になかった言葉だからです。

感情としては、同じような事を考えていたけれど、言語として理解できていなかったからです。

もしくは、頭の中に全くなかったからです。

「ああ、その考え方、自分と同じ!」

と、いうものには、あまり反応しない気がします。

 

新しい、「気づき」や「学び」に反応するセンサーがついているのでしょう。

それはそれとして、そこから一歩踏み出す必要があります。

子供の成長が早いのは、「なんで、なんで?」と、その道筋を求めるからだと思います。

子供のように、柔らかい頭(思考)を思い出す事が大切ですね。

言うは易しです。

 

今日見つけた面白い言葉がありました。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本からです。

自意識の露出狂

という言葉です。

本書内では、ラブレターに例えられていました。

ラブレターの目的は、想いを伝える事ではなく、相手に想いを受け取ってもらう事です。

相手(読者)を置き去りにしたラブレターは、気持ちが悪いポエムだと・・・。

まさに、その通りです。

僕は、「公開オ〇ニー」と表現していましたが、自意識露出狂の方が、分かり易いです。

自己中心的な自分語りに陥っています。現在進行形。

読み手を意識した言葉繋げを実践できるように、意識していきたいものです。

その為にも、「言葉探し」を続けていきます。

 

ここからは、言い訳になります。

前述からは、おおいに矛盾します。

僕は、ブログやツイッターは自分語りの場だと考えています。

理由は、簡単です。

小説の投稿サイトに、自作を投稿しているからです。

作家志望なので、自作の小説は、ある意味「履歴書」です。

こんな作品を書きました。

読んで下さい!

もしくは、

一緒に仕事をさせて下さい!

というものです。

では、ブログやツイッターは何かというと、

「あなたの長所や短所を教えて下さい」や「あなたは、どういった人間なのですか?」

という、面接官からの答えです。

1人でも多くの人に、僕の作品や僕という人間を知ってもらう為です。

「作家は、作品が全てだ」

という、考え方も理解できますし、その通りだと思います。

でも、僕がジャッジする側の人間だとしたら、どんな名作でも「嫌いな人間の作品は、読みたくない」ですし、「関わりたくない」です。

僕は、性格が歪んでいるので、嫌いな人間の利益になる事は、したくないです。

 

別に、自分が「良い人」アピールをしている訳ではないのですが、少しでも興味を持ってもらう為の発信です。

その過程で、「こいつ嫌い」と思われても仕方ないです。

自分を偽って、制作しても楽しくないからです。

人生の根本は、「楽しく生きる」ですからね。

これは、万人に共通する事だと思いますから。

 

そんな感じで、これからも、「素敵な言葉集め」を行いつつ、「僕はこんな人間です」という発信を続けていきます。

これは、「余裕がない」からとも言えます。

余裕ができたら、読み手を意識した文章を書けるようにしたいです。

それまでは、自意識の露出狂です。