不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

短編恋愛小説「あきらめアイ」あとがき

この作品は、カクヨムコンの短編恋愛部門に投稿した作品です。

アルファポリスは、こちら↓

www.alphapolis.co.jp

この作品が出来上がった経緯は、「炎のユーチューバー講演家、鴨頭嘉人さん」の動画を見たことがきっかけです。

本当のきっかけは、その前に当たります。

ざっくり、あらすじを紹介します。

大学生の頃に交際を始めた、タケルとアリス。ともに就職し、同棲を始めて、アリスの中には、そろそろ結婚の文字が浮かびます。そんなある日、タケルが突然、別れ話を切り出します。

その理由は、同棲を始めて、アリスがタケルに「文句」を頻繁に言うようになります。

そのことに耐えかねたタケルが、「別れ」を覚悟した上で、理論武装しアリスに訴えかけます。本当は別れたくないタケルの一世一代の大勝負です。

そして、二人は「諦める」という選択をします。

「諦める」とは、「変化させず、現状のままを受け入れる」ということです。

だいぶ、はしょりましたが、こんなお話です。

そもそも、この小説は、作る予定ではなく、「僕が鴨頭さんの動画を見て、実際に妻に仕掛けようとした出来事です」。なので、フィクションですが、僕の頭の中では、ノンフィクションです。

毎日、妻から文句を言われ、だいぶストレスが溜まっていました。

家のローンも光熱費も全部俺が金を出してるのに、なんで文句言われなくてはいけないのだ!お前が楽したいだけだろ?お前なんかいなくても俺は一人で生きていける。お前と生活していても、なんのメリットもない!

そんな被害者意識で、自分の損得勘定が芽生えていました。

でも、やっぱり、色々考えました。自分を見つめ直しました。

夫婦生活は、損得勘定なのか?

考えた末、実際に行動に起こすのではなく、作品に落とし込むことにしました。

僕と妻の代わりに、タケル君とアリスちゃんに演じてもらうことにしました。

そして、作品に落とし込むだけでなく、妻の文句を一つ残らず拾い集めました。

ある意味、意地ですね、家事も自分で率先して行い、文句をつける隙を与えないようにしました。すると、見事に変わりました。自分の意識が。

文句を言われなくなり、感謝されるようになりました。霞がかった視界が開けました。

気持ちが良くなって、自分のやりたいことにも集中できるようになりました。

ああ、簡単なことでした。

なので、この作品は、自分の中で、大切な作品になりました。

確か、鴨頭さんの動画では、「わがまま」というタイトルだったと記憶しています。

今では、妻に対して、「学んだ知識を変な方向へ向かわせず、良かった」と、思っています。

これは、ある意味、物書きの特権ですね。全ての経験が、糧となって、作品になる。

なので、この「あきらめアイ」という作品は、良い意味でアウトプットであり、悪い意味で?「パクリ」です。

まあ、僕なりの脚色が多分に入っていますが。

「諦め愛」と「諦め合い」が、かかっています。

なんだか、不思議な作品になりました。あまり動きのない、理屈っぽい作品です。

ですが、恋愛や夫婦関係では、この「諦め」が肝心だと思います。その人と、長く一緒にいたいのであれば。

そんな感じです。

ちなみに、登場人物のイメージは、タケルは「佐藤健さん」で、アリスは「広瀬アリス」さんです。似ても似つかない、役者さんをイメージしました。

ただ、このお二方が好きなだけですけどね。

ちなみに、先ほど、来年開催される鴨頭嘉人さんのスタートダッシュセミナーを購入しました。ゼップ名古屋でやるんですね?

講演会というよりも、最早ライブですね。楽しみです。