不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

私は神です!問題

「私は神です!」

と、言うとだいぶ大袈裟ですが、「私は特別な人間です」と言うと、案外そう思っている人は、多いような気がします。

日本には、謙虚謙遜の文化があるので、声高らかにそう言う人は少ないですけどね。

 

様々な場面で、そう思う事があるのですが、今回はある一つのパターンです。

それは、「すぐに結果が出ずに、止めてしまう」という場面です。

どんな物事に対しても、すぐに諦めてしまう人がいます。

そういう人の思考は、「すぐに結果が出る」と思っているように思えます。

理由を突き詰めていくと、「私は特別な人間だから」という考えがあるような気がします。

勿論、実践してみて、「自分に合っていない」と判断して、損切の為に早々に止め、別の事にチャレンジするのなら、分からなくもないのですが。

 

もしくは、夢見る夢子ちゃんのような、お花畑脳なのかなと心配になります。

サクセスを見て、プロセスを見ていないような。

泥臭く、コツコツ地道に努力を重ねる、という事をしていないような気がします。

どうして、すぐに簡単に楽して、結果が出ると思えるのでしょうか?

そういう事だと思います。

 

そして、別問題として、「あの人は特別だから」問題です。

成功者を仮にAさんだとして、

「Aさんは、特別な人だから、できるのだ」という考え方です。

ある意味、この考え方って凄いと思います。

自分の立ち位置は全く変えず、Aさんを神に祀り上げています。

つまり、自分が低いのではなく、Aさんが高いのだ。

だから、自分は悪くない。

「Aさんは、天才で、生まれ持った才能が、図抜けているのだ」

そう思う事で、自分を正当化しているんですね。

 

世に沢山いる成功者Aさんは、本当に皆天才なのでしょうか?

オギャー!!と、おかんから飛び出た時から、能力が高かったのでしょうか?

違うと思います。

きっと、多くの成功者Aさんは、先天的な能力ではなく、後天的に身に着けた能力だと思います。

勿論、個人の能力差は、存在します。

本を読む→行動→成功。の人もいれば、

本を読む×100→行動×100→成功。の人もいると思います。

過程に置いての使用時間は、確かに能力差なのかもしれません。

 

共通点は「諦める」というものが存在しない事ですね。

 

絶対に夢が叶う方法は、夢が叶うまで頑張る。

これの一択だと思います。

後は、時間の問題です。

生きている間に、叶えられるかどうかです。

叶える前に、死んでしまったら、それは自分のせいです。

・・・そうとも言えませんね。失礼しました。

 

結論。

自分も成功者Aさんも「特別な人間ではない」という事です。

驕らず、腐らず、泥臭く、愚直に前に進むしか方法は、ありません。

特に、僕のような凡人なら、尚更です。

やった後悔は、日に日に薄れていきますが、

やらなかった後悔は、日に日に濃くなっていきます。

 

余談ですが、「お客様は神様です」問題。

サービスを提供する側が「お客様は神様です」という考え方は、素晴らしいと思います。

が、

お客さんが「俺は神様だぞ!!」という振る舞いは、知性の低さを露呈している行為なので、止めた方が身の為です。

 

と、いう訳で、「私は神です!」問題でした。

 

そんな問題あるかどうか、知らんけど。