能天気は、悪なのか問題
そんな問題があるかどうか、知りませんが、僕は「能天気」は善だと思います。
「能天気」とは、あまり良い意味では、使われません。
意味としては、「悩みなどがなく、何も考えていない事を指し、相手を蔑むようなニュアンスで使われたりする」そうです。
類義語として、「楽観的」と表現される事がありますが、これは「物事を良い方に捉える考え方」だそうです。
悩みあるわ!
めっちゃ、考えとるわ!
個人的には、「楽観的」よりも、「能天気」の方が響きが好きです。
理由は、
なんか、可愛いから!
はい、それだけです。
個人的な解釈ですが、「能天気」とは、周囲の状況に左右されず、なんやかんや上手い事やるみたいな感覚があります。
よく「飄々としている」という表現がありますが、これに近い感じがします。
臨機応変に対応する。
というと、少々カッコつけ過ぎのような気もしますが、風が吹けば逆らわず流れていけるような、柔軟さがあるような気がします。
強い信念や固い意思を持っている事は、とても大切な事だと思います。
でも、「強い」と力を見せつけたくなったりしませんか?
「固い」と、それ以上の強烈な一撃を食らえば、壊れてしまいませんか?
強いや固い筋力よりも、しなやかで柔軟な筋力が欲しいと思います。
驚く程、変化が激しい現代において、柔軟さってとても大切だと思います。
「いいかげん」
に、近しいのかもしれません。
この「いいかげん」も、あまり良い意味では使われない気がします。
適当、みたいな感じで。
しかし、「いいかげん」とは、「良い加減」ですからね。
適度な塩梅という事です。
別に悪くないですよね?
思い詰め、自分を追い込み過ぎたら、メンタル崩壊しますからね。
能天気人の口癖は、
「まあ、なんとかなるだろ?」
です。
だからと言って、手を抜くとか、サボるとかそういう意味では、ありません。
心の片隅に、それくらいの余裕を残しておいても良いのでは?
という事です。
思い詰めて、ぶっ壊れるくらいなら、その方がずっと良いです。
晴れたら、傘を差して泣いて、
雨が降ったら、ずぶ濡れになって笑って、
曇りなら、なんでしょうね?
雪なら? 雷なら?
ようするに、周囲の状況に、左右されないという事です。
NO天気なのですから。