不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

魔女の一撃からの対応策

「魔女の一撃」つまり、ぎっくり腰ですね。ビックリ腰ともいうそうです。

 僕は腰痛持ちなので、なかなかに大変です。昔は、年一で一撃をくらい、一週間ほど身動きが取られなくなるまで、追い込まれます。しかも、僕の場合、多くが自宅でやらかします。床に落ちたパンツを拾おうとした時。靴下をはこうとした時。くしゃみをした時。何故か、突然前屈を始めた時などなどです。

 イメージとしては、重い物を不用意に持ち上げた時ではないでしょうか? それが、違うのです。重い物を持つ時は、心の準備があるから、大丈夫なのです。僕の場合は、腰に話しかけます。「重たい物持つぞ! 準備は良いか?」と。冗談のように聞こえるかもしれませんが、本当のことです。これは、とても重要なことなのです。なぜなら、魔女は無意識に、最強の一撃を食らわしてくるからです。奴は油断を狙ってます。話しかけるということは、意識を集中するということです。すると、人の体は優秀なので、負担のかからない体の使い方をしてくれるのです。

 一撃を食らった僕は、立ち上がることができなくなります。当然、仕事も休みます。ありがたいことに、理解ある会社なので、「腰をやらかしました!」と、泣きながら電話をすると、快く? 休ませてくれます。

 しかし、自宅で横になっていても腰が痛い。何をしても痛い。トイレに行く時は、命がけです。起き上がれないので、匍匐前進でトイレへ向かいます。しかし、山場はここからです。便座に座れない。どうするかというと、風呂場へ這っていき、横になったまま用を足します。大じゃなくて良かった。

 それほどまでに、腰がぶっ壊れた時は、悲惨なのです。

 そうならないように、どうするべきなのか。方法は色々あると思います。

 仕事中にコルセットをはめる。しかし、常にコルセットを使っていると、腰の筋力が落ちて良くないそうです。

 内臓を冷やさない。冷たい物ばかりを摂取すると、内臓を冷やしてしまい、腰に悪いそうです。僕は、真夏でも腰を触ると冷たいです。

 太らない。当然、重たい上半身を支えるのですから、負担がかかります。

 他にも筋力をつける、柔軟をするなどあると思います。

 僕の場合は、整体をお願いするです。プロに丸投げし、プロのアドバイスを聞いたり、聞かなかったりします。幸い、僕には、出張マッサージをしてくれる友人がいるので、任せています。出張マッサージというと、いかがわしく聞こえるかもしれませんが、至極まっとうな整体です。ちなみに、男です。整体師として独立し、個人事業主として頑張っている友人がいるのです。その彼が、月に一回くらいのペースで、自宅に訪問してくれて施術を施してくれます。

 最近では、嫁と一緒に二人まとめて、面倒を見てもらっています。くらいのペースというのは、腰に違和感や痛みがある時は、近々で宜しくと言うと、駆け付けてくれます。まさに、正義の味方です。まあ、有料の正義の味方ですがね。

 しかしながら、整体師にも「あう、あわない」があります。昔、腰を痛めた時に、友人の紹介を受けて行った整体では、悪化してしまいました。だから、自分にあう整体師を見つけることが、大切です。人の評判が良くても、自分にあわなかったら、意味がないので。

 腰だけでなく、体を痛めると、何もできなくなります。痛めないように、ケアすることが大切です。最近では、安いマッサージ店が増えていますが、金額ではなく、自分の体を守ってくれる人を探すべきです。それこそ、自分への投資であると考えています。

「強い精神は、まず強い肉体から」と、名作「鋼の錬金術師」でも言っている通りです。

 腰を痛めると、なにもできない。腰を守って、生活を守ろう。