不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

聞き上手

今週のお題「〇〇の成長」との事なので、初参加してみます。決して、ネタがなかった訳ではありません。

 タイトルにある通り、「聞き上手」になった訳ではなく、「人の話をちゃんと聞こう」という精神がようやく生まれてきたという話です。昔は・・・あまり聞かなかったですね。今もあまり変わらないですが、自分が好きなんでしょうね。自分が好きなのは、悪いことではないと思うのですが、だからと言って人の話を聞かないのは、まずいです。

 この「人の話を聞かない」というのは、注意を受けれないとか、そういう話ではなく。あくまでも友人との日常会話の事です。ついつい、自分の話をしてしまっていましたね。痛い痛い自分語りです。そのせいか、お陰は分かりませんが、人から相談される事がありません。そりゃそうですよね。相談していると、いつの間にか僕の話になっているのですから。昔友人から言われたことがあります。「お前に相談しても結局、お前の話になっている」と、なかなか直球ですね。つまり、会話ではなく、自分語りです。自分の思想や経験談をペラペラと話していましたね。相手の話も聞かず。

 人の話の上辺だけを捕えて、脳内で勝手に決めつけ、じゃあこのエピソードで。みたいなことをしていました。つまり、コミュニケーションが下手くそだったんですね。当時は、そのことについて、何も考えていませんでした。最近ですね。自分主体の会話は、会話ではないことに気が付いたのは。まるで、信頼されない上司みたいです。

 会話は、キャッチボールです。相手の球を受けて、投げ返す。いや、むしろ、相手が気持ち良く球を投げられるように、ど真ん中にどっしりと構えて、どんどん投げてもらった方が、お互いの為になるような気さえします。きっと、人から好かれる「聞き上手」という人は、投げさせるのが上手いんでしょうね。

 自分の話ばかりするという事は、自分の価値観を押し付けるという事になります。結局、自分だけが気持ち良くなっています。公開自慰行為ですね。お恥ずかしい。後悔自慰行為です。折角、後悔するチャンスができたのだから、これは生かさない手はないです。

 自分の欠点に気づいて、一歩目。改善し行動し、二歩目。少しずつ、段階を追って、成長していきたいものです。欲張って、三段飛ばしで急成長を目論むと、転がり落ちるのも早そうです。地に足をつけて、足元を確認して、確実に上っていきたいものです。

 一歩目は、踏み出しました。さて、二歩目はどう動く?