不自由な雨曝し

徒然なるままに、惰文を貪る。

正月特番。芸人は敵!

日頃、TVショーは、ほとんど見ません。

しかし、この年末年始は、各局頑張るので、テレビを見てしまいます。

この時期の恒例行事があり、毎年テレビジョンを購入し、見たい番組をチェックするのです。

そう、去年までの僕は、完全にテレビばかりを見ていました。

しかし、今年は違います。

テレビジョンを購入せず、テレビも極力見ないように心掛けている。

テレビの誘惑に負けると、やりたいことができないからです。

まあ、やりたいことが、『テレビを見る事』から、別の事に変わったとでも言うべきですね。

 

しかしながら、やはり僕の中に流れる血液が、それを許さないのです。

お笑い芸人さんには、負けてしまう。

昨日も、『アメトーク』を見ており、今日は『笑ってはいけない』を見るのでしょう!

ここで大切な事は、

 

見切りをつける!!という事です。

 

惰性で見続けないという事。

正直な話、長丁場の特番がずっと面白いという事は、まずないのです。

そして、CMの間も無駄にしないという事です。

僕の場合は、小説でも漫画でも傍に置いて、隙があれば読み進めます。

 

昨日のアメトークも、後半が盛り上がりに欠けたので、見切りを付けました。

前半は、面白かったです。

明石家サンマさんの回がめちゃくちゃ面白かったです!

流石、お笑いモンスター!!

サンマさんVSお笑い第七世代。面白かったですね!!

サンマさんのお笑いに対する貪欲さと、懐の広さを見ました。

孫くらい年齢の離れた後輩に、『シーフード』とか言われたら、キレるで普通。

 

折角なので、アメトークを見ていての出来事を少々。

最後くらいに、恒例の人気企画「運動神経悪い芸人」を見ていた時の事です。

実際、面白くて、僕も好きなのですが、あの企画は、「笑わせているのではなく、笑われている」という事です。

これは、芸人さんからしたら、不本意だろうなと思います。

例えば、出川哲郎さんのように、ある意味「すべり芸」として、確立しており、自身も「おいしい」と受け入れているならまだしも、あの企画に出ている芸人さんは、どこまで自分の意思で受け入れているのでしょうか?

ポンコツが芸となるって凄いとは、思います。

短所やコンプレックスが武器になる!!

というのは、大いに励みになります。

 

そして、唯一の女性で、アナウンサーの川田アナです。

彼女は、スキップが上手くできないというある意味鉄板ネタがあります。

それを見ていて、嫁がこう言いました。

「川田さんのは、笑えない。芸人さんではないし、人の不得意な事を馬鹿にして笑っているように感じる」と。

川田さんの表情を見ると、真剣そのものです。

本人は、きっと「笑わせよう」という気持ちはないと思います。

例えば、漫画などでは、

「シリアスな笑い」

というものが、あります。

真剣にやっているからこそ、笑ってしまうというものです。

しかし、彼女の場合は、与えられた仕事を懸命にこなしている。

笑って欲しいのでしょうか?

まあ、嫌なら番組に出ないでしょうし、考え過ぎなのでしょう。

でも、お笑いは、頭を空っぽにして、面白かったら、素直に笑う。

というのが、原則だと思います。

色々考えてしまっている時点で、僕達には合わないのでしょうね。

 

エンタメと現実をごっちゃにしない事が大切です。

ハラスメントとは、コミュニケーション不足が原因ですし、「イジリ」と「イジメ」も違います。互いの人間関係が土台にあって、初めて成立します。

今晩やるダウンタウンの「笑ってはいけない」もそうです。

子供が勘違いしないようにして欲しいです。

あのエンタメは、ダウンタウンや他の演者さんのような『人気者で、力が強い人が、叩かれる』から面白いんですよ。

学校では、意味不明なヒエラルキーの上にいる生徒が、叩かれるから楽しいんです。

職場では、役職者が叩かれるから、楽しいんです。

弱い立場の人間が叩かれたら、それはイジメです。

勘違いなされませんように。

 

いつもの悪い癖で、話が脱線してしまいましたが、エンタメというフィクションを純粋に楽しむ為に、あくまでもショーである事を念頭に置いて、楽しみたいものです。

上っ面だけをさらって、真似するのは、ダサいです。

芸人さんは、人を笑わせるプロですからね。

 

と、まあ、そんな感じで、楽しい時間を提供してくれる芸人さんに感謝しつつ、自分のやるべき事に使う時間を計算して、有意義な時間を使いましょう!!